このページでは、支出のバランスをコントロールする力「貯める力(支出を減らす力)」について紹介します。
貯める力 -支出を減らす力- 全般
家計改善を目指すために、最初に取り組むべきなのが、6つの『大きな固定費』の削減です!
・通信費
・光熱費
・保険
・家
・車
・税金
固定費は一度見直せば、その効果がずっと続きます✨
効率よくお金が貯まる仕組みを作りましょう!
金食い虫の割高キーワード
「節約がんばってるのに、なぜかお金が貯まらない…。」
こんな悩みを抱えている人は、巧みな販売戦略に誘導されてるかもしれません💦
不安をあおる商品例
・医療保険、がん保険などの保険商品
・PCなどのセキュリティーサービス
「月々たったの〇〇円で、もしもの時に保証します。」
人間は誰しも安心を求めるもの。「安心ですよ!」っていう言葉に弱いんです。
不安になる気持ちも分かるけど、お金を使う時には「安心は高くつくもの」ってことを思い出して。
見栄を張ってしまう場面
・人より少し良い暮らしがしたい
・自慢できるモノを持っていたい
・羨ましがられたい
「あなたにはこのブランドバッグがお似合いですよ」
人間は周りとの比較で幸せを測ってしまいがち。
けど見栄を張り始めると、どんどんお金が消えていく。
お金は自分にとって本当に価値のあるものに使うのが大切です。
新しいものは高くつく。
ほぼ性能の変わらない型落ち商品を買うのがおすすめ。
これらは簡単に人を刺激して購買に誘導できてしまいます。
本当に自分にとって価値のあるものか、何かを買う前に一度考えてみてください!
家計を楽にする方法
家計を楽にする方法は正しく贅沢する事
- 家(マイホーム)
- 保険
- 車
- 通信費
- 結婚式
お金を人生の大きな支出にジャブジャブ使ったら足りなくなります。
「固定費を下げる」「収入を増やす」の両輪が大切!
切り詰めるだけじゃ人生楽しくないから、本当に自分達の人生に大事な事を考えましょう。
お金を使いすぎる人の特徴
ついついお金を使いすぎてしまう人には、割と共通した特徴があります。
- モノへの思い入れが強い
- 必要支出額を知らない
- 支出のバランスが悪い
- 貯金に目的意識がない
- 派手な人と付き合う
これらに該当する人も、落ち込む必要はありません!
まずは気付くことが大事なんです😊
家計簿が続かないあなたへ
家計管理をしようと思うと、つい管理手法ばかり考えてしまうけど
大事なのは家計管理の「目的」
- 家計管理の目的を明確に
- 家計の現状を把握
- さらに改善
これができたら家計管理の優等生です。
やるとやらないとでは、数年後に大きな差になりますよ😊
収入の分配と投資リスクの話
資産形成に焦りは禁物
投資でリターンを得るにはリスクを取る必要があります。
投資である以上、損する可能性は必ずある。
そんな時でも慌てないように、投資を始める前に必ず生活防衛資金を確保しましょう。
そして無理のない範囲、少額で投資を始める。
これが王道!
焦らず順番に進めていきましょう!
価格ではなく価値で判断しよう
お金を賢く使うには、価格(金額そのもの)ではなく、価値(得られるメリット)で判断することが大事!
価値を見極めてお金を使える人こそ、気持ちも生活も豊かになるんです!
生活防衛資金を確保しよう
資産形成の第一歩! そして、いざという時の命綱!
投資を検討してる人はもちろん、
皆に確保しておいてほしいのが生活防衛資金です。
急なトラブルにも対応できるように、
引き出しやすい「現金・預金」で持っておくのが鉄則!
- ①会社員:生活費の半年分
- ②自営業者:生活費の1~2年分
- ③子育て世帯:生活費の1~3年分
ぐらいの「生活費」を貯めておくのをお勧めします。
最低限の貯金があれば無駄な保険にも入らなくて済むし、精神的にも余裕が出てお金が貯まりやすい体質になるんです。
投資の前にまずは固定費を見直して最低限の貯金から!
妊娠したら年金免除の申請をしよう!
フリーランスや自営業者も、妊娠したら国民年金支払い免除の申請をしましょう!
最長で6ヶ月間、年金を免除してもらえます✨
会社員と違って、フリーランスや自営業者は産前産後の手当が薄い。
こういった制度を知っておけば、負担を減らせるんです。
自動で免除にはならないので、忘れず申請をしてください!
出産・子育てでもらえる手当
出産・子育てでお金の不安を抱えている人も多いですよね。
でも制度を利用すれば、そんな不安もきっと解消されるはず。
他にも、自治体によってはユニークな制度もあります!
ただし、申請が必要な制度もあるから、内容を確認して申請も忘れないでください。
せっかくある制度は活用して、
出産・子育てに集中できるように、
しっかり情報のアンテナを張っていきましょう!
出産に関わる3つのお得な制度
🔶出産費用の平均は約50万円
🔶産前産後は働けない
でも出産時・産前産後は3つの補助を受けられます!
1️⃣出産育児一時金
2️⃣出産手当金
3️⃣育児休業給付
月給20万円の会社員なら、子どもが1歳になって育休終了するまでに約220万円もらえる😊
不安を減らすのに必要なのは、知識。
一緒に学んでいきましょう!
パパも育児休業を取得しよう!
男性のみなさん!育休は取っていますか?
パパが育休を取る時に使える心強い制度を紹介します。
パパが2回育休を取得できる「産後パパ育休(出生時育児休業)」
子が1歳2ヶ月になるまで延長できる「パパ・ママ育休プラス」
男性にも育休制度があることは広く知られているけど、まだまだ取得率が少ないのも事実。
せっかくある制度を活用して、産後のママと赤ちゃんをしっかり支えてください🐣
通信関連
スマホは格安SIMに変更!
毎月5,000円の収入を増やすのは難しい。でも固定費見直しだと簡単にできることもあるんです!
大事なのは勝手に貯まる仕組みを作ること。
スマホを格安SIMに変えるだけで、使い方にもよるが月5,000円程度は安くなる事がほとんど。
月5,000円は年間6万円。固定費はバカになりません💦
光熱費関係
電力会社を乗り換えよう!
光熱費の節約って聞くと、以下のような日々の努力に目がいきがち。
- 電気をこまめに消す
- コンセントをこまめに抜く
- 冷蔵庫の開け閉めを早くする
でも、簡単かつ効果が大きい光熱費の節約方法は「大元の料金を下げること」
電気代の場合は、電力会社の乗り換えですね。
一度見直すだけで「楽して継続的に節約効果が出る」から、まずは見積もりからやってみましょう!
保険関連
保険を正しく見直そう
固定費を見直す上で、スルーできないのが保険です!
保険は本来すばらしい仕組みだけど、払い過ぎてる家庭も少なくないんです。
トラブルが起きる「確率」
トラブルが起きた時の「損失額」
保険を正しく見直すには、この2つをおさえること。
そして”不安”という感情ではなく“数字”だけで考え抜く必要があります。
保険に入り過ぎて普段の生活が圧迫されるんじゃ本末転倒。
しっかり見極めましょう!
本当に必要な民間保険は3つだけ!
日本は「皆保険」の国。
生活が破綻してしまうようなリスクは、社会保険が最低限保障してくれます。
保険の基本戦略は以下の通り。
保険の基本戦略
リスク対応のベースは社会保険
社会保険でカバーできないところは貯金と民間保険で補う
月5,000円以上の保険料を払っている場合は、保険に入りすぎていないかチェックしてください!
意外と知らない公的医療保険3つの知識
日本の「健康保険」は世界最強!
すでにみなさんは最強の保険に入っています✨
でも、その内容をちゃんと理解している人は少ないです。
最低限知っておいて欲しいのは、この3つ!
- 日本は「国民皆保険」
- 理念は「必要最小限・平等」
- 自己負担は原則3割
*自己負担額には「上限あり」
保険料を払っているので、
健康保険の基礎知識と保障内容はしっかり把握しておきましょう!
健康保険のメリット
日本の健康保険は世界最強!
すでに手厚い公的保険に入っているのに、
民間の医療保険に入りまくってる会社員の人は、メリットを再確認しましょう!
- 保険料は会社と折半
- 扶養制度あり
- 病気などで働けない時、傷病手当金の支給あり
必要以上に保険料を払うより、そのお金を豊かな時間に使ってください。
遺族年金を学んで死亡リスクを見直そう
自分が死んだら家族はどうなる!?
「国民年金」や「厚生年金」の加入者が亡くなると
遺族には「遺族年金」が支給されるます。
遺族年金は2種類
- 遺族基礎年金
- 遺族厚生年金
自営業者・フリーランスは① だけ
会社員は①+②がもらえる。
これで最低限の生活は守られる。
民間の生命保険は、あくまでそのプラスαなんです。
遺族年金を把握していないと、本当に必要な民間の生命保険は分かりません。
受給額は家族構成などによって変わるから
図解にある計算式や早見表で確認してみてください👇
遺族年金で足りずに生命保険が必要なら、選ぶのは掛け捨て一択。
定期保険、収入保障保険がおすすめ。
障害年金のイロハ(受給条件や受給額)
公的年金って聞くと老後をイメージしますが、
障害年金は現役世代の人も受給できるんです。
- フリーランスは障害基礎年金のみ
- 会社員は障害基礎年金+障害厚生年金
病気やケガで働けなくなっても、原則1年6ヶ月は障害年金をもらえる。
いざという時のために、これだけ覚えておいてください!
就業不能保険には入るべき?
就業不能保険には入るべき?
「必要性は大きいけど、かゆいところに手が届くコスパの良い保険が少ない。」
例えば、障害年金受給原因の約6割弱がうつ病などの精神疾患なんです。
にも関わらず、多くの就業不能保険は精神疾患を保障していません。
保険内容をしっかり認識した上で検討してください!
高額療養費制度
「高額療養費制度」をご存知でしょうか?
簡単に言えばどれだけ医療費がかかっても月額約10万以内にしてくれる制度です。
医療保険より最低限の貯金と予防が大事!
ケガ・病気の時にもらえる補助金
医療保険が不要な理由の一つ。
怪我や病気で入院するといきなり収入が0になると思っていませんか?
『傷病手当金』『休業補償給付』があるから給与の6-8割は補助金が出て収入がすぐに途絶えることはないんです。
そして長期間復帰できない場合には『障害年金』が受けられる。
年金と名はついていますが現役世代でももらえます!
入院時の差額ベッド代について
入院しても差額ベッド代は自分の意思で個室にしない限り不要!
例えば大部屋に空きがない場合や、同意書にサインをしてない場合は差額ベッド代はかかりません。
「高額療養費制度」があるからどれだけ入院代がかかっても月々の医療費は約10万円以内で収まるのも知っておきましょう。
先進医療は医療費控除の対象
先進医療も医療費控除の対象って本当?
はい!不妊治療やレーシック、インプラントなんかも対象なんです!
健康保険適用外の治療は控除の対象外って思われてて、申告漏れも多いそう。
特に先進医療は自己負担額が大きい分、返ってくる金額も大きい。
知ってるだけでお金と心の負担を少しでも軽くすることができますね。
失業リスクを見直そう!
失業して収入が途絶えてしまった時は
雇用保険を頼れます。
雇用保険の被保険者なら
失業時には失業給付金がもらえます!
- ハローワークで求職の申し込みをして、
「働く意志と能力があるにもかかわらず就職することができない状態にある」
と認められること - 離職日以前2年間に、 被保険者期間が通算12ヵ月以上あること
受給額の計算方法は下記の通りです。
「①賃金日額 × ②給付率 × ③所定給付日数」
詳細な計算方法は図解を参考にしてください👇
最後に一点だけ注意。
自己都合で退職した場合は、すぐには給付されず
約3カ月経たないと給付されないから注意が必要です!
住宅関連
マイホームのリスクとリターン
住宅費は、人生の3大支出のひとつ。
だからこそマイホームのリスクとリターンを知りましょう。
家選びで失敗しないためには
「まず金銭的な損得だけで判断して、その上で感情を加味して判断する」ことです。
マイホームは数字と感情をわけて考えよう
\家選びで失敗しないコツ/
マイホームは買った時から土地や建物の価値が下がっていくことが多いけど、中には例外もあります。
たとえば都市圏のマンションは、この10年弱で資産価値がぐんぐん伸びています。
こういうリセールバリューの高い家を買えた人たちは
💛感情面でのメリット
💰経済的なメリット
両方を得られました。
それでも「マイホーム購入は慎重に!」と言うのは、マイホームが足かせになって経済的自由が遠のいてしまった人が多いからです。
マイホームを購入すると
- 各種保険料
- 税金
- 登記費用
- 不動産屋の人件費・広告宣伝費
などで、物件価格に対して20〜30%ぐらいのお金がいきなり消えてしまうことも多いです。
だから賃貸よりもマイホームの方が経済的自由が遠のく確率が高くなる。
大切なのは、「まず金銭的な損得だけで判断して、その上で感情を加味して判断する」こと!
経済的自由も目指したいし、マイホームも諦めきれないならリセールバリューの高い家を買える目利きができるように勉強していきましょう。
家の出費を抑えたい人の王道は、やっぱり「賃貸に住む」ことなんです!
マイホームは資産にならない
日本の持ち家の99%は負債。
マイホームを持つことで心の豊かさは得られるかもしれませんが、前提として、金銭的には負債になるということは認識しておきましょう。
やり方によっては
- 資産価値が下がらない家を買う
- マイホームを実質無料で買う
ということもできるんです。
賃貸住宅のメリット6選
今回は賃貸住宅のメリットにスポットを当てて解説してみました。
賃貸住宅の最大のメリットは身軽さ!
ローンや場所に縛られないので、状況の変化に対応しやすいんです。
ただ、マイホームの購入を否定しているわけではないです。
しっかり勉強して、自分の価値観を見つめ直して、
自分には賃貸が合うのか
マイホームが合っているのか
この機会にしっかり考えて欲しいんです。
ぼったくり賃貸契約を回避せよ
賃貸物件を借りる際に
- マージン抜くための割高火災保険
- 割高鍵交換にハウスクリーニング
- 礼金・保証料上乗せ
- やってない害虫駆除
これらを間に入って平気で請求してくるのが不動産仲介業者と管理会社です。
統計では大手仲介業者でも90%以上がこんな有様です。
最近は仲介料も無料が主流なので、知識を身につけてぼったくられないように気を付けましょう!
火災保険を見直そう!(賃貸用)
賃貸物件を借りた時、仲介業者指定の火災保険に入った人は多いと思います。
でも、すすめられた火災保険の場合、割高な保険の可能性が!
入居後でも、見直すだけでだいぶ安くなるので、今入ってる保険と他社の保険を比較検討してください。
不要な固定費は削る。
これ鉄則です!
火災保険を安くしよう(持ち家用)
その火災保険、損してない?
持ち家でも、業者おすすめの火災保険に入った人は、過剰な補償になってないか見直しましょう。
補償の中身は、生活環境によって大きくかわります。
自分にとって必要な補償は何か、しっかり見極めてください!
ただ、持ち家の火災保険は条件が複雑やから、一括見積もりサイトで比較しながらの見直しが便利です。
火災保険は、保険の残存期間に応じて返戻金があるから、早めに乗り換えることで、最低限の支払いのみで済みます。
今まで一度も見直したことがない人は、すぐに行動開始してください!
車関連
車を買う時の大切なポイント
車を持つとすごいお金がかかるから、貯蓄からは遠ざかります💦
でも、
「お金持ちになりたいけど、どうしても車が必要…。」
って人も多いかと思います。
そういう時は次の2つを意識しましょう。
✅消費と浪費が区別できているか
✅リセールバリューの良い車を買えるか
そうすれば、できるだけ損せずに車を買うことができます。
家族の将来を不幸にするお金の使い方をしようとしてないか、一度考えてみてください!
車の必要性を見直そう
車が必要な地域もあるし、
持ってる方が都合が良い事も多いです。
だけど車はホンマに大きな支出!
経済的負担を増やすだけの必要性がその車にあるのか。
キチンと検討してみてください。
家計改善に近づくためには「車は絶対に必要」という思い込みは捨てて、
他の選択肢にも一度目を向けてみましょう。
自動車保険の見直し方
自動車保険の見直しも固定費下がるからオススメ。
私は車両保険不要派で、特に5年経った車はつけるメリットがほとんどありません。
保険はあくまで万が一の時にクビが回らなくなるため入るもので車両保険はそうではない。
感情を分ければそもそも移動のために無理して新車を買う必要がありません。
自動車保険見直すべき契約条件2つ
自動車保険の見直しで、年間2~3万円安くできる場合も。
ポイントは、「保険会社の見直し」と「契約条件の見直し」。
例えば、
- 運転者限定条件
- 年齢条件
この2つは、不要な条件で契約している場合があります。
本当に入るべき自動車保険とは?
必要な保険は対人対物のみ!車両保険は不要!
そもそも保険で備える必要があるのは、「低確率」だけど、起きたら「損失が大きい」場合だけ。
だから「対人対物保険」は必ずつけること。
自動車事故の高額賠償判例を見ると、自賠責で支払われる金額だけでは全然足りません!
でも「車両保険」は不要。
修理費用では生活は破綻しないので貯金で備えるのが基本です。
もしもの時の修理費用分を予め貯金で確保して、残った予算内で買える車を選ぶといいですね。
そして車両保険には「等級制度」があって、保険を使うと翌年から保険料が高くなります。
使いにくいし、結局修理費用を後払いするのと同じ。
結論、車の修理代は貯金で備えるのがお得です!
税金関連
お得なふるさと納税を活用しましょう!
ふるさと納税がますます簡単に!
寄附した後の手続き
確定申告の場合
→ 令和3年より、各ポータルサイトから発行できる「寄附金控除に関する証明書」を確定申告で提出するだけ
ワンストップ特例制度の場合
→ 寄附先の自治体に申請書を送るだけ
普通に税金を払うか、お得な返礼品をもらいながら税金の先払いをするか。
みなさんはどっち?